男ならきっと誰もが一度は女性にモテたいと思ったことがあるのではないでしょうか。
今回はモテるために保安官になったけど、けっきょくあんまりモテない可哀そうな主人公の作品をご紹介いたします。
その名も、『保安官エヴァンスの嘘』。
この漫画の見どころはコチラ
テンポの良いすれ違いコメディ!
・とにかくシュール
・主人公がかっこいいようでダサい
・ヒロインが可愛い
・ヒロインよりモブの方が可愛いことがある
・一話完結型で読みやすい
それではご紹介いたします!
保安官エヴァンスはモテたい!でもそれはトップシークレットだ!
主人公、エルモア・エヴァンスは凄腕のガンマンであり保安官。
けれど彼はモテるために保安官になっただけだったのです。
現実でもモテる職業っていろいろありますからね。
例えば警察官とか消防士とか。
この漫画の時代背景は西部開拓時代。
その時代に悪人を懲らしめる保安官という職業は、モテ要素としてはけっこうなアドバンテージなのでしょう。
でも主人公のエヴァンスはモテません。
正確には周囲にモテてるイメージは持たれてるのに、実際は彼女ができたことがないのです。
そんなことあるの?と思われるかもしれませんが、まず第一話の冒頭から彼の女運の悪さを垣間見ることができます。
バーで知り合った女性を口説きたい一心で荒野の果てまで追いかけると、なぜか見知らぬ男に銃を向けられ早撃ち勝負を仕掛けられました。
凄腕ガンマンの名は伊達ではないのか、エヴァンスは早撃ち勝負に勝利してあっさりと相手の銃を撃ち落します。
さあこれで女と話ができるぞ、と思っていたのも束の間で、実は女はお尋ね者でエヴァンスは黙って職務をまっとうすることになったのでした。
だいたいいつもこのパターンです。
エヴァンスと良い関係になった女性はほとんどお尋ね者の犯罪者。
エヴァンスは泣く泣く彼女たちを逮捕していくという流れ。
同時に、エヴァンスはけっして自分がモテたがっていることを明かしません。
なぜならダサいから。
彼はプライドの塊でダサいことはしたくないと常に考えています。
そのプライドの高さゆえにせっかくのチャンスを不意にしてしまうなどの結果を招きます。
しかし、そんな彼に密かに思いを寄せるフィービーというヒロインがいるのですが、
毎回毎回勘違いとすれ違いで全然距離が縮まりません。
どうせ他の女は犯罪者ばっかりなんだからさっさとフィービーとくっつけばいいのに、とか思ってしまうやきもきと、
次はどんな悪女と出会うのだろう?というわくわくが楽しめる作品です。
めちゃめちゃ面白いわけではないがくすりと笑ってしまうコメディ
一話完結型で伏線などがあるような作品ではありません。
ですが一話一話の完成度が高く、毎回個性的なキャラクターが登場してエヴァンスを惑わせる様はなかなかに愉快です。
エヴァンスもエヴァンスでプライドが高く、こういったらダサいかなとか毎回考えているのですが、自分の思考とは裏腹に女の子ともっとお話ししたいという本能に抗えず、
中途半端な態度をとってしまうことでけっきょく一番ダサい状況に落ち着きます。
いかにもモテる努力をしている童貞といった様子で、微笑ましいような共感性羞恥を発症してしまいそうな、絶妙にむず痒い感じがクセになることでしょう。
なにげに心理描写が多く、悪女側はエヴァンスを出し抜きたい、エヴァンスはとにかくモテたい、
といった具合に考えていることが思いっきりすれ違っているところも漫才を見ているような感覚で楽しめます。
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まとめ
保安官エヴァンスの嘘はサクサク読める良作品です。
一気読みするもよし、暇な時間にちょっとずつ読むもよし。
試しに三巻くらいまで読んでみればハマるかどうかがわかるでしょう。
本作品は二十巻まで続いたわりと人気作品なので、読んで損はないと思います。
それでは、よしなに。