魔王JUVENILE REMIXとは?
魔王JUVENILE REMIXとは小学館サンデーコミックスから発売された漫画作品です。
かなり古い作品ですが、連載当時に週刊少年サンデーを読んでいた方からすれば、
圧倒的な画力と他の連載とは毛色が違うダークな雰囲気で中二病をこじらせた方も多いのではないでしょうか。
自分にとっても思い入れの深い作品なので、今回ご紹介いたします。
この漫画の見どころはコチラ
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・ダークな雰囲気の現代物
・美しい作画
・考えさせられるシナリオ、でも熱い
・個性的なキャラが多数登場
・集団に挑む個人というシチュエーション
それではご紹介いたします!
主人公は普通の高校生
よくある設定ですね。
もちろん普通ではありません。
主人公の名は「安藤」。
名前はまだない。
というかでてこない。
一番活躍するのにでてこない。
最後の最後まで安藤はずっと安藤としか呼ばれません。
なんなら「潤也」という名前の弟がいるのに、安藤はずっとみんなから安藤と呼ばれ続けます。
そんな安藤ですが、自分の思ったことを他人に話させる「腹話術」という不思議な能力を持っています。
幼い頃から自身の能力について自覚していた安藤ですが、周囲の友達に腹話術について打ち明けたら危ない子だと思われて仲間外れにされた過去を持っています。
それ以来、彼は常に他人の顔色をうかがい周囲と同調しながら生きてきました。
この物語は、そんな彼の前に「犬養」という名の圧倒的カリスマを持つ青年が現れるところから始まります。
この物語は、”集団”に抗う”個”の話
犬養は高校生でありながら自警団「グラスホッパー」のリーダーを務めています。
グラスホッパーは表向きは町の治安を守るために貢献する正義のヒーロー集団。
しかしその裏ではヤンキーたちをしばきあげたり、グラスホッパーにとって邪魔な人間の家に放火するなど、様々な黒いことをやっていました。
安藤はそんなグラスホッパーとリーダーである犬養に強い不信感を抱きます。
安藤は思います。
集団を導く存在が間違っていたら?
みんなが妄信的に信じている彼が、本当は信じてはいけない人間だとしたら?
犬養は、本当は魔王なのではないか……と。
仄かに芽生えた懸念が、グラスホッパーひいては犬養とのかかわりが深くなるにつれて膨れ上がっていった安藤は、ついに戦う決意を固めました。
家族を巻き込まないようにたった一人で、他人の言葉を操るだけのちっぽけな力で、
彼は人に流されるのではなく、自分で考えて行動し、町を乗っ取ろうとしている犬養たちに戦いを挑むのです。
キャラが濃い
この漫画に登場するキャラはとにかく濃いです。
空気を操る能力をもったバーのマスターや、毒針使いの少女、ナイフの名手の少年など様々な殺し屋が登場します。
実はこの作品、原作者が伊坂幸太郎という小説家で、伊坂先生の様々な作品からキャラが登場しています。
『死神の精度』という作品の主人公・千葉さんが出てきたときには、伊坂ファンとしては全身が総毛だちましたね。
作画の大須賀めぐみ先生の絵もとても綺麗で見ごたえがあります。
原作は社会人と政治の話にもかかわらず、上手に少年漫画に落とし込んでいる感じです。
巻数も全10巻と手に取りやすく、異能力バトル物が好きな方におすすめしたい作品となっております。
デスノートやブラッディ・マンデーのような頭脳派バトル物が好きな人にもおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
正直、魔王の魅力はまだまだ全然伝えきれていないのですが、関心を持つ導線は引けたのではないでしょうか。
古い作品ですが、興味があればぜひ読んでみてください!
それでは、よしなに。
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